2012年4月2日月曜日

食品セシウム(放射性物質)の新基準値の行方

食品のセシウム(Cs134,Cs137の合計)の新基準値が4月から適用との事ですが・・・

こいつは、結構大変です。

  ・飲料水    10Bq/Kg
  ・牛乳      50Bq/Kg
  ・一般食品  100Bq/Kg
  ・乳児用食品 50Bq/Kg

1500万円もするゲルマニウム半導体を使用した検査機器でも、30分くらいかけて検出できるレベルですが、全国で200台程度。
NaIシンチレーター+スペクトラム分析器(数百万)でも、相当時間が掛かると思われます。

規制値を厳しくするのは良いですが、検査はどうするんでしょうか?

今でも充分すり抜けていると思われるのに、検査待ちの時間が長くなれば、生産者としては待ってられないから、出荷するしか方法が無くなってしまいますよね?

かと言って、消費者の手元にある測定器で測れる数値ではないし・・・


  まさか、これが狙い?

そんなわけ無いと思いますが、「放射線測定待ちの為、商品がありません。」と言われても困るわけで。
自主検査するにも、検査機器を導入する費用が発生しますし。
全部検査したら、売るものが無くなっちゃいますがな。(苦笑)

ただ、暫定規制値でも、規制値超えは全体の0.5%との事なので、神経質になる必要もないのですが、こうやって規制値を設けられれば、生産者としては無視するか、無視しないか の2択になってしまう気がします。

これが、また物価に跳ね返って来るとなると・・・複雑です。

消費者の思いと、生産者の思い、政府の思惑 の接点が見つかるのでしょうか。

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