2012年4月29日日曜日

黄色靭帯骨化症という病気

黄金週間という事で、放射線からもちょっと離れまして・・・

タイトルは「おうしょくじんたいこっかしょう」と読みます。
私が患っている病気で、難病指定とされています。遺伝なのか、何なのかまだ解明されてません。

簡単に言えば、背骨を繋いでいる靭帯が「骨」のように硬くなって行き、脊髄を圧迫する というものです。

かれこれ10年前に突然発覚しました。
6時間くらいの手術を2回受けましたが、後遺症として、

 ・両脚が痺れて、早く動かそうとすると痙攣します。(「けいせい」と呼ばれています)
 ・背骨に12本のボルトが入っているので、年中鈍痛があります。
 ・首から腰まで切ったので、首の可動範囲が上下左右に制限があります。
 ・首から上は、運動しても右半分しか汗が出ません。
 ・甘いものを食べると、左側だけ汗が出ます。

自覚症状が出るまでは、完全に体育会系で、剣道、ラグビー、ゴルフをやっていました。

突然の自覚症状は、

 ・車のブレーキを踏むと、足首がガクガクする。
 ・風呂に入った時に、脚に熱さを感じない。
 ・座った時に、背中に電気が走ったような衝撃がある。

こんな感じでした。

手術自体も悩みましたが、酷いところが丁度胸の後ろ(交感神経があるところ)で、転んだり、衝撃
を受けると呼吸が止まったりする という事で、「死」より「障害」の道を選択しました。

相当癒着していた為、手術の時に、神経が傷付いた模様で、後遺症が残りましたけど。

幸いにも、頭と手は動くので、まだ今の仕事が続けられています。
(口は相変わらず悪いと言われますが・・・w)

今は、IPS細胞とか、脊髄の再生に効くタンパク質とかの人体実験を待つ身ですね。
マウスで成功したらしいですが、次はサルで、その次が人間らしいです。

数十年して、突然発症する病気・・・怖いです。

放射能に拘っているのも、こんなところから来ているのかも知れません。

      ↑

 自分でも良くわからないんです。

まぁ、昔から「サイエンス誌」とか好きで、素粒子論とかには興味はありましたから・・・ちょっと違いますけど。w

Bq表示されたハンバーグ

ちょっと、福島のゴルフ場の状況はどんなもんだ? と思って調べてたら、こんな物を見つけました。

セシウム6Bq/Kgを含んだハンバーグ

政府の基準値は大幅に下回っています。

筆者はグルメではないので、ハンバーグが食べたくなればビックリドンキーに行くだけなんですが、
(普通においしいですけど)ネットで食品を購入する方や、食通の方の意見としてはどうなのか?

すごく気になります。

まったくの私見ですが、6Bq/Kgを測定出来る測定器は、ゲルマニウムしかないと思われるのですが・・・

別に「嘘だ」と言っているわけではありません。単純に技術的な話しです。
ゲルマニウム半導体を使用した検出器は、日本全国で250台程度と記憶しています。

「出荷するもの全部計測するのは不可能」という事です。
(だって、売り物じゃなくなっちゃいますし、コスト掛かり過ぎになります)



では、買うか買わないか。

私なら、以前から、このお店のハンバーグを買っていて、充分美味しいと分かっていれば、普通に買います。

では、普通の主婦の方は買うでしょうか?


こういう表記をするという事は、とでも勇気のいる事だと思いますが、単純に

  「放射性物質の検査を行っており、政府の基準値の10分の1をクリアしたもの」

で良いような気もします。

「雪国まいたけ」は、上手にCMしていると感心します。


肝心のゴルフ場の件ですが、

事故直後から営業停止しているゴルフ場が、東電相手に訴訟を起こしたら、裁判所に却下されたらしいです。

理由は、

  「原発から出たセシウムは東電の所有物ではない」

との事らしいです。

誰の所有物なんでしょうか? 国のものですか?

2012年4月27日金曜日

放射能の除染の為の計測

さて、世の中は黄金週間に入りますが、福島方面に行かれる方は、是非計測器を持って行ってください。

日が経つにつれ、放射能の記事は少なくなってきていますが、福島県界隈の方々は、まだ数十年という年月を見えない敵と戦って行かねばなりません。

我が市では、まだ食品計測の機器を導入していません。流石に学校給食くらいは と思ったのですが、それさえ何も手を付けてないみたいですね。

「流通を信じている」かららしいです。

物流会社に聞きましたが、まったく計測している気配も無いので、「流通」というより、「出荷制限」を信じているという事ですね。

それとも、責任を納入業者に押し付けているのでしょうか・・・


まぁ、ただの平和ボケです。
この地域は雨で駅が水没しても、目立った対応策もなく放置ですから、浜岡がボッカーンしても見て見ぬフリになる事間違いないです。

さて、筆者はガイガーカウンターも製作しているのですが、意外と便利なものが出来ましたので紹介しておきます。
(開発ブログでも載っていますが・・・すみません)




どう考えても、しゃがんだ姿勢で線量計を持って、広い範囲を計測するのは無理があると思ったので作りました。

2階の雨どいも届くくらい伸びるので、業者しか測ってもらえない場所も、個人で計測できます。

センサーは、α線、β線、γ線を全て計測できます。
感度は、有名な米国製のInspector(インスペクター)と同じですが。


ただ、こちらでホットスポットを探すくらいなら良いのですが、実際に線量の高い地域だとバックグランド自体が高いので、大変だと思いました。

「除染と計測」 大変ですが、見えないだけにやらないといけないんですね・・・いや、相当大変です。

すみません、何か宣伝になってしまいました。

2012年4月26日木曜日

「がれき」の基準値8000Bq/Kgとは・・・

まずは、この写真を。


セシウム137の校正用基準線源(ガイガーカウンターを調整する為の密封された放射性物質)です。

鉛の遮蔽蓋で囲まれていますが、円盤自体は、数グラムで、9250Bq。
因みに価格は18000円くらい。

福島の土をタッパーに詰めて、線量を同じにすれば、この金額で売れるのか? と考えてしまいます。
ベクレルモニターとかに付属していると、80000円くらいします。


「がれき」受け入れの基準値は、1Kgのがれき中に8000Bqの放射性物質が入っていてもOKという事です。

大体、この基準線源くらいなんですが・・・

20cm離れて計測すると、もう分かりません。ん? くらいです。


    大した事ないですか?


でも、この線源を買ったショップさんは、「配達する方が被爆する」との事で鉛遮蔽したものしか売って
いませんでした。

鉛が薄いので、線量は半分くらいになるだけなんですが、ここは大事な事だな と思いました。

この線源は「密封」ですから、指で触っても大丈夫です。

大丈夫というのは、指に付着して、経口摂取するような「内部被爆」はしないという事です。

ただ、この線源を手渡すと、必ず皆さん逃げます。



    大した事ないですか?



皆さん、大人でしょうから、自分で考えましょう。

2012年4月25日水曜日

ただいま被爆中 というブログ

前回書いた興味深いブログという事で許可を頂きましたので、掲載しておきます。

「ただいま被爆中」という福島在住の方のブログです。

「虚しさなう」という部分で、学校のプールの話しも出ています。

暖かくなってくると、こういう問題も出てくるんですねぇ。どう考えても学校のプールには無理
があります。

時間があったら、是非細かく読んでみてください。

各種報道とは異なった、現地の目線から色々と書いてありますので、何が本質なのかわかるかと。


まぁ、最近は「原発マネー」の記事が多くて、散々お金貰ってるんだから・・・みたいな風潮になりつつ
ありますが、そんな事は政治的な話しですから、事故とは無関係です。

以前も書きましたが、私は原発反対派でも賛成派でもありません。

安全で、自然にやさしく、安定した電力を、安く供給してもらえれば良いです。

ただ、福島の事故で、100%安全ではなく、高いという現実が見えたので、問題だとは思います。

でも電気が止まったら困るのも事実です。

原発止めて、ただちに他の方法で発電できれば、それが一番良い方法である事は間違いないですけど。


月額5000円くらいで、ソーラーパネルと蓄電池を付けてくれるなら、明日にでも申し込むんですけどねぇ。

っていう具体的な方針と、現状の福島の問題をはっきりして、国民に胸を張って言ってもらいたいものです。


2012年4月24日火曜日

さて、福島は安全なのか危険なのか・・・

今更ながら、今の「福島」という地域について考えてみました。

  「ただちに影響は無い」

という言葉でしか表せない地域である 事くらいしかわかりません。

でも、普通じゃないですよね?

という事で、非常に興味深いブログを発見したのですが、まだ掲載しません。
なにぶんにも、ご本人様の許可を頂いていないもので。

メディアでは、「原発が収束」「福島県民が帰村」とか報道して、めでたしめでたし・・・


   有り得ません!

原発は、今でも放射性物質は「野ざらし」状態です。

燃料プールから使用済み燃料が顔を出すと、作業員は死に至るそうです。

正常な温度計が1個しか無い状態で、モニタリングできていると言ってますが、他の温度計
は何で壊れたかの説明はありません。

現場の元作業員の方が「再臨界の可能性は充分ある」と言ってました。

相変わらず、学者先生の方々は「気にするほどの線量ではない」と言ってますが、充分気に
するほどの線量だと思います。


手元に福島の土があるのですが・・・普通じゃないです。

こんな土のところで自分の子供が遊んでいたら と考えるとゾっとします。
まぁ、自分の子供は充分成人してますから、あくまでも「妄想」ですが。

でも、この土から1mも離れれば、普通なんです。


  測定は、地表から1m離れて行いましょう!

と良く言われていますが、それは完全に通常の地域の話しですよね?
って言うか、1mの基準は「子供目線」=「β線の届かない距離」=「低く出る数値」としか
思えないんですよねぇ。

何で原発の事故が起きたところで、地表近くで測定してダメなのか・・・

毒が落ちてるかも知れないのに、見過ごしなさい、気の所為です としか聞こえないんです。

と、福島から遠く離れた地域の人間が書いても、心が動かないですね。


浜岡や大飯がボッカーンとならないと、「無関心」なままなんでしょう。
悲しいかな、日本人って意外とそんなもんだったりします。

私は障害者になって、初めて障害者の気持ちに触れる事が出来ましたから。

2012年4月19日木曜日

ブリヂストンの自転車かごから放射線

まさか、自転車のカゴからコバルト60とは・・・有り得ない話しではないですけど。

10μSv/hくらいですけど、結構な量ですよね?
普通ではなかなかお目にかかれない数値です。

微量な為、健康に影響は無いらしいですが・・・聞き飽きました。

「身元不明線源」が混入したという事でしょうか。

中国から金物を輸入しているところは、測定義務が発生するんでしょうかね。
中国は、たしか日本から輸入するときは、0.2μSv以内とか言ってなかったでしたっけ??

原発と関係ないから、良しとするんでしょうか。

因みにコバルト60の半減期は5.27年。

ブリヂストンさんも回収した模様ですから、行政もそれなりの対応を取るのが普通でしょう。

鉄骨にでも入っていたら、台湾みたいになっちゃいます。


まぁ、今更という言い方もあるでしょうけど、放射線の測定が個人で出来るようになった事で
政府は色々な事に対応して行かなければならなくなったのは確かです。

2012年4月18日水曜日

放射能の除染剤

という内容で検索すると・・・またまた色々出てきます。

ガイガーカウンターの次は除染剤ですか。

という事でちょっと調べてみました。

代表的な除染剤と方法 というちょっと古い文献が出てきました。

ちょっと分かり難いので、放射性物質による汚染除去 の方が分かり易いですね。


何れにしても、高額な除洗剤に手を出す前に、水、中性洗剤で除染し、除染前と除染後の線量を計測する事から始めた方が良さそうです。

単純に水で流せば、二次汚染の可能性が高いので、除染した水は吸収ポリマーとかを使用して固形化し、汚染物質として役所に持っていってもらう というのが正しいやり方でしょうか。

実際、福島では高圧洗浄で除染すると、隣の家の線量が上がる と役所の方が言っていたくらいですから。

しかし、木材は1cm削るって・・・これは大変です。っていうか無理でしょう。

はぁ、気が遠くなりますね。

2012年4月15日日曜日

ミサイル発射・・・そして?

北の方ではミサイル発射、潔く失敗。

怖いのは、その次でしょうか・・・核実験。

日本では原発の稼動ですったもんだしてるというところで、核の実験なんぞやられたらどうなるんでしょうか。

まぁ、無い事を祈りますが。
今までと違って、民間人の多くが放射線の測定器を持っている状態になりましたから、もし実験後に放射性物質でも飛散してきたら、大騒ぎになるでしょう。

といってもプルトニウムはγ線のみ計測できる機器では分かりませんが。
というか、専門の機関で相当時間を掛けないと検出できません。

因みにストロンチウムも殆どγ線を出しませんので、シンチレーター方式では検出できません。


何が怖いって、ロケットの管制室のクォリティがあの感じで、核兵器に使う濃縮ウランとプルトニウムを扱っている事自体が怖いです。

まぁ、プルトニウムとかは重いので、飛んで来ないと思われますが、チェルノブイリの時は若干日本でも観測された模様です。

大飯原発の3、4号機もたぶん稼動するんでしょう。

1,2号機は日本製ではないので、余計に怖い。

3、4号機は以前も書いた通り、M菱重工さんですから、若干安心・・・なんでしょう。

ガイガーカウンターもいよいよ、「防災グッズ」の定番になりそうな気がします。

大飯原発で事故が起きれば、愛知県の平和ボケしてる人達も福島県の方と同じ以上になります。

原発の「絶対安全神話」が崩壊した今、地震と同じくらい用心した方が良さそうです。

2012年4月11日水曜日

放射能除去装置・・・

と言えば、宇宙戦艦ヤマトですが、もうTVで放送ですか。

ガミラス艦隊を東電と見立てた皮肉じゃぁ無いとは思いますが。w


思い起こせば、「放射能」というコトバがしっかり頭に入ったのは、このアニメからだったかも知れません。
時期的に、子供達に「危険なもの」というイメージを持ってもらうには丁度良い感じだと思います。


さて、イスカンダルからの贈り物は日本に届くのでしょうか。

2012年4月9日月曜日

内部被ばくと外部被ばく

世間は、「津波の高さ」で盛り上がっている(?)模様ですが・・・研究者が50mの津波が来ると言ったら60mの堤防だの、高台の避難地をどうにかするんでしょうか?

私は脚に障害がありますので、ほぼ高齢者(いや、それ以下)と同じ感覚なんですが、そんな遠くまで逃げる事は不可能です。

なので、頭に浮かぶのは、「浮いて流される」事だけです。

  津波対策で莫大な費用を使うなら、
  お年寄りには「ライフジャケット」を常備してあげてください。

などと考えてしまうわけです。浮いて流されてれば、助かる確率も多少上がると思うのですが。


話しがあっち向いてホイッ でした。


今、被災地や近隣、がれきの受け入れ地域の方々の心配は、どこにあるのでしょうか?

「外部被ばく」なのか「内部被ばく」なのか? です。

昨日、TV(鉄腕ダッシュ)で雪解けのダッシュ村での線量を放送してましたが、若干下がったくらいでしたね。

線量が高いところは、「外部被ばく」で、他は「内部被ばく」という解釈で良いとは思っているのですが、それ以上に「無関心」が一番多いのではないかとも考えています。

この「無関心」な人達が、ある意味一番怖い存在ではないか とも思ったりします。

普段から気にしている人達は、線量計で空間線量を計測して「外部被ばく」と向き合っていますし、「内部被ばく」に関してはもっと神経を使っていると予想されます。

気にしていない人達は、普通に買い物をしています。

そこに「xxxxxベクレル/Kgが検出」と報道されれば、「もうしいたけは買わない!」となるわけです。

これに尾ひれが付いて、「あの店では買わない」とか「やっぱり西日本のものしか買わない」とかになって、これまたネットで広がって、「風評被害」になるわけです。怖いです。

皆さん、今の環境で、空間線量は何μSvくらいですか?

子供の遊び場の土壌は、どのくらいの正常値ですか?


取り合えず、雪解けですので、一回は計測しておいて損は無いと思います。
安い線量計でも、高価な線量計でも良いじゃないですか。

血圧だって、毎日測る人も居るし、年に1回しか測らない人も居ますけど、測った事無い人は少ないです。

「がれき」が来てから、線量が0.1μSv/hになった! とか言わないでくださいね。


2012年4月6日金曜日

愛知でも出ましたね、放射性物質

愛知の幼稚園の食事に使われた「しいたけ」からセシウムが検出されましたが・・・

そりゃ、出ますって。

茨城の事を今更言ってもしょうがないですが、去年の時点で線量が高い地域だったじゃないですか。
実際、私の知り合いの方も茨城にうちの測定器を持っていって、「高い!」と報告も受けてたので。

でも自治体は、「風評被害だ」という意識ですから・・・

検査も全部やっているわけじゃないですから、「すり抜けた」というより「全部検査してません」が正しい表現です。

乾燥しいたけ1Kgで1400ベクレル・・・これはGM管でもそれなりに「何かおかしい」と分かるレベルです。

「しいたけ」にはカリウム40(約700ベクレル/Kg)も結構含まれていますけど、倍以上になれば流石に分かるんじゃないでしょうか。


結論。

結局、「知らぬが仏」では自分の首を絞める結果になる。


という事でしょうか・・・

生産者や出荷している自治体に文句を言うのも筋が違うと思うので、これが「ジレンマ」というものでしょう。

「がれき」の問題も、受け入れたいけど、色々と面倒というのが本音でしょうね。

未だに、「がれき」の遠くで線量計持って「0.06μSvですね。」とか簡単に言っている映像を見ますが、「安心感」を出そうとしているのが見え見えなんです。

そりゃ、「線量が高いですね」なんていう放送を流すことが出来るわけがありません。
でも、もう分かっている国民が多いんです。

  「低いだろうけど、高いところもある」

という事を。

「がれき」も絶対にすり抜けます。

それを前提で、処理を行う施設を考えるのが先だと思うのです。

やっぱり、東北方面にお金を使って、焼却施設作って、雇用を増やして というのが一番だと思うんですが。

2012年4月5日木曜日

原発の再稼動と消費税

何だか、妙なところで騒がしいですね。パンピーに関係ないであろうところで。

原発が無くなれば、3兆円くらいの支出で、電気代が2割アップ!

収入を消費税でまかなって、電気代はもとに戻らず!

企業は海外にシフト!

日本空洞化・・・

という事はですね、原発反対!増税反対!という理念を貫くならば、絶対節電!も貫かねばなりません。
そもそも火力発電じゃぁ、地球温暖化対策に反するわけで・・・

話しは反れますが、
25%削減するっ!最低でも県外!と仰った宇宙人が、また「僕はイランに行くっ!」とこの大変な時に何をしでかすつもりなんでしょうか。
アメリカが、天然ガスを日本に供給しそうな時に、態々空気を悪くしちゃあイカンでしょう。

かと言って、我々に出来る事は・・・節電するくらいしかできないんですかね。

ネットで「手回し発電機」を探していたら、結構安いのがあるので、買ってみようかと思います。
中華製はなるべくパスして(笑)。

  スマホの消費電力を手回し発電が超える事は出来るのか!

絶対無理でしょうね。間違いなく筋肉痛になりますし。

食品検査が何故難しいのか。

ベクレル、ベクレルと簡単に報道してくれてますが、誰も説明してくれません。
(ベクレルとは、放射性物質が1秒回に放射線を出す個数 ← 超省略です)

シーベルトだって、簡単に説明できません。でも、何となく数値はわかるようになってきましたよね?

現在の日本では、通常の空間線量は0.06μSv/h 程度とします。

先生方の調査と計算から、簡単な数値表現がされています。
線量計で計測して、

 0.1μSv/h なら その土壌は 約200Bq/Kg

まぁ、土壌を食品に置き換えるのはちょっと・・・ですが、逆算すると、

 50Bq/Kg なら 0.025μSv/h 

となります。
実際は、経口摂取とか、吸引摂取とかで係数があるので、もっと複雑になるのですが。

通常のバックグランドが0.06μSv/hとしたら、1Kgの試料で0.085μSv/hに変化する事を意味します。

これは、ロックコンサートの最中に携帯の着信音が聞き取れるのか? くらいの数値じゃないですか?

          例えがいまいちですけど。

で、尚かつ、それがセシウムかどうか という核種判別もする必要があるわけです。

0.025μSv/h という数値は、バックグランドの状況で上下しても全然おかしくない値ですから、厚さ15cmもある鉛の箱で遮蔽する必要があるわけですね。

因みに鉛ではなく、鉄だと30cmくらいの厚さが必要みたいです。 


しかし、100Bq/Kgのキャベツがあったとして、1Kgは食べないですから、100gだと10Bqとなるわけで、別に大丈夫となるわけです。

乳児食品は1Bqでもセシウムが入っていたらアウトだと思いますけど。

うむぅ。考えれば考えるほど難しい。

個人で判断するなら、明らかにバックグランド値より高い数値ならパス!なんでしょうけど、そんなものは流通しないと信じてます。

2012年4月2日月曜日

食品セシウム(放射性物質)の新基準値の行方

食品のセシウム(Cs134,Cs137の合計)の新基準値が4月から適用との事ですが・・・

こいつは、結構大変です。

  ・飲料水    10Bq/Kg
  ・牛乳      50Bq/Kg
  ・一般食品  100Bq/Kg
  ・乳児用食品 50Bq/Kg

1500万円もするゲルマニウム半導体を使用した検査機器でも、30分くらいかけて検出できるレベルですが、全国で200台程度。
NaIシンチレーター+スペクトラム分析器(数百万)でも、相当時間が掛かると思われます。

規制値を厳しくするのは良いですが、検査はどうするんでしょうか?

今でも充分すり抜けていると思われるのに、検査待ちの時間が長くなれば、生産者としては待ってられないから、出荷するしか方法が無くなってしまいますよね?

かと言って、消費者の手元にある測定器で測れる数値ではないし・・・


  まさか、これが狙い?

そんなわけ無いと思いますが、「放射線測定待ちの為、商品がありません。」と言われても困るわけで。
自主検査するにも、検査機器を導入する費用が発生しますし。
全部検査したら、売るものが無くなっちゃいますがな。(苦笑)

ただ、暫定規制値でも、規制値超えは全体の0.5%との事なので、神経質になる必要もないのですが、こうやって規制値を設けられれば、生産者としては無視するか、無視しないか の2択になってしまう気がします。

これが、また物価に跳ね返って来るとなると・・・複雑です。

消費者の思いと、生産者の思い、政府の思惑 の接点が見つかるのでしょうか。