2012年4月5日木曜日

食品検査が何故難しいのか。

ベクレル、ベクレルと簡単に報道してくれてますが、誰も説明してくれません。
(ベクレルとは、放射性物質が1秒回に放射線を出す個数 ← 超省略です)

シーベルトだって、簡単に説明できません。でも、何となく数値はわかるようになってきましたよね?

現在の日本では、通常の空間線量は0.06μSv/h 程度とします。

先生方の調査と計算から、簡単な数値表現がされています。
線量計で計測して、

 0.1μSv/h なら その土壌は 約200Bq/Kg

まぁ、土壌を食品に置き換えるのはちょっと・・・ですが、逆算すると、

 50Bq/Kg なら 0.025μSv/h 

となります。
実際は、経口摂取とか、吸引摂取とかで係数があるので、もっと複雑になるのですが。

通常のバックグランドが0.06μSv/hとしたら、1Kgの試料で0.085μSv/hに変化する事を意味します。

これは、ロックコンサートの最中に携帯の着信音が聞き取れるのか? くらいの数値じゃないですか?

          例えがいまいちですけど。

で、尚かつ、それがセシウムかどうか という核種判別もする必要があるわけです。

0.025μSv/h という数値は、バックグランドの状況で上下しても全然おかしくない値ですから、厚さ15cmもある鉛の箱で遮蔽する必要があるわけですね。

因みに鉛ではなく、鉄だと30cmくらいの厚さが必要みたいです。 


しかし、100Bq/Kgのキャベツがあったとして、1Kgは食べないですから、100gだと10Bqとなるわけで、別に大丈夫となるわけです。

乳児食品は1Bqでもセシウムが入っていたらアウトだと思いますけど。

うむぅ。考えれば考えるほど難しい。

個人で判断するなら、明らかにバックグランド値より高い数値ならパス!なんでしょうけど、そんなものは流通しないと信じてます。

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