2012年3月27日火曜日

福島県の環境放射線量

県が発表している、福島県の放射線量マップを過去から眺めていたのですが、思ったより下がってないですね。
モニタリングポストの位置(高さ)が分からないのですが、たぶん地表から1メートルくらいでしょうか・・・

事故直後のデータは、サンプル数が少ない(というより、人が計測したのかも知れない)ので、比較する事がおかしいのかも知れませんが。

「SPEEDY」がはじき出した情報と、実測値の分布がほぼ同じであるというところは、ある意味すごいです。
この情報を信用しなかった政府も、すごいですけど。(これは、完全に皮肉です)


しかし、この線量分布を見て、「高い」と思うか「思ったより低い」と思うか・・・個人の判断しかないんですよね。

たまに、こんな質問をされる時があります。

 「福島に行っても大丈夫でしょうか?」

 大丈夫に決まってるじゃないですかっ!

原子炉の中に入るわけじゃぁあるまいし・・・


集団検診の胸部レントゲン1回で、0.6mSv。(600μSv)

これは、5μSv毎時の場所に、120時間(約5日)滞在した時とほぼ同じ という計算です。
(合ってるんか?)

郡山の0.5μSv毎時なら、1200時間の滞在です。(約50日)


私も病気が発覚した時に、病院でX線CTを何回も受けているので、たぶん福島の方々と同じくらい被ばくしていると思います。(10mSv×3回でも30mSvですから)
検査の名前は忘れましたが、脊中管(脊髄の収まっている管)に直接バリウムを流し込んで、リアルタイムにX線で「バリウムの流れを見るやつ」ですから、相当な量だったと思われます。

もちろん先生達は、鉛の遮蔽エプロンで鉄壁ガードでしたけど、私はほぼ裸・・・


そんな話しは、どーでもええですわ。


問題はどこにあるか? という事ですが、実際に住んでいる方々はこれから何年、年十年と現場に居るわけです。

放射能という見えないものと向き合うには、それなりの覚悟と知識、検査は重要だと思います。

そういう意味では、心配無用! というくらい福島県では「検査」以外は充実しているみたいですね。

もう少し、分かり易い説明でも良いと思います。



  「はい!あなたの地域は、年にレントゲン20回受けるくらいの線量です。」
  「日本、ニューヨーク100往復くらいです。」

とか。余計に分かり難いですか・・・
でも、このくらいの方が、「ただちに危険ではない」けど、「結構、大変だな」くらいで、余計なストレスにならなくて済むと思う、放射線の素人です。





0 件のコメント:

コメントを投稿