県が発表している、福島県の放射線量マップを過去から眺めていたのですが、思ったより下がってないですね。
モニタリングポストの位置(高さ)が分からないのですが、たぶん地表から1メートルくらいでしょうか・・・
事故直後のデータは、サンプル数が少ない(というより、人が計測したのかも知れない)ので、比較する事がおかしいのかも知れませんが。
「SPEEDY」がはじき出した情報と、実測値の分布がほぼ同じであるというところは、ある意味すごいです。
この情報を信用しなかった政府も、すごいですけど。(これは、完全に皮肉です)
しかし、この線量分布を見て、「高い」と思うか「思ったより低い」と思うか・・・個人の判断しかないんですよね。
たまに、こんな質問をされる時があります。
「福島に行っても大丈夫でしょうか?」
大丈夫に決まってるじゃないですかっ!
原子炉の中に入るわけじゃぁあるまいし・・・
集団検診の胸部レントゲン1回で、0.6mSv。(600μSv)
これは、5μSv毎時の場所に、120時間(約5日)滞在した時とほぼ同じ という計算です。
(合ってるんか?)
郡山の0.5μSv毎時なら、1200時間の滞在です。(約50日)
私も病気が発覚した時に、病院でX線CTを何回も受けているので、たぶん福島の方々と同じくらい被ばくしていると思います。(10mSv×3回でも30mSvですから)
検査の名前は忘れましたが、脊中管(脊髄の収まっている管)に直接バリウムを流し込んで、リアルタイムにX線で「バリウムの流れを見るやつ」ですから、相当な量だったと思われます。
もちろん先生達は、鉛の遮蔽エプロンで鉄壁ガードでしたけど、私はほぼ裸・・・
そんな話しは、どーでもええですわ。
問題はどこにあるか? という事ですが、実際に住んでいる方々はこれから何年、年十年と現場に居るわけです。
放射能という見えないものと向き合うには、それなりの覚悟と知識、検査は重要だと思います。
そういう意味では、心配無用! というくらい福島県では「検査」以外は充実しているみたいですね。
もう少し、分かり易い説明でも良いと思います。
「はい!あなたの地域は、年にレントゲン20回受けるくらいの線量です。」
「日本、ニューヨーク100往復くらいです。」
とか。余計に分かり難いですか・・・
でも、このくらいの方が、「ただちに危険ではない」けど、「結構、大変だな」くらいで、余計なストレスにならなくて済むと思う、放射線の素人です。
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