2011年11月18日金曜日

放射能、食料品計測の壁

食料品等の汚染計測が課題となっている今日この頃ですが、専門機関に業者が全て検査に出せるわけもなく、高価な測定器を持つのも一部の大手企業でしょう。

結局、消費者が自己防衛するしかないというのが現実ですが、売る側は出来るだけの事はして欲しいものです。

ガイガーカウンターで食料品の汚染の有無は分かるのか・・・

色々なところで議論されていますが、一番の壁になっているのは、

・カリウム40の存在
・水分による遮蔽
・ガイガーカウンターの精度と値の信憑性

ではないでしょうか。

特に「カリウム40」ですが、



白米1kg中の放射能強度は33ベクレル(Bq)ほどになる。外洋の海水中には1リットルあたり12.1ベクレルが含まれる。カリウムは水に溶けやすくナトリウムと似た性質を持ち、経口摂取するとすみやかに全身に広がる。生物学的半減期は30日とされる。人体が持つ放射線強度は、体重60kgの成人男子で約4000ベクレルである。


という事で、「やさしお」という減塩商品にも結構含まれていて、良く線源として使われたりしています。

カリウム40はβ線が89%、γ線が11%という事なので、ガイガーカウンターでも計測は可能なんですが、実際の食品となると、このカリウム40が邪魔をするわけです。

値が上がったとしても、カリウム40を含む食品なのか、そうでないのかがわからないと何も食べれなくなってしまいます。




また、キャベツだとかトマト等の水分が多いものになると、内部にセシウムが含まれていても水分で遮蔽されてしまう為、微量な線量しか外部からは計測できないわけです。

ミキサーにかけて、乾燥でもすれば何とかなるかも知れませんが・・・面倒です。

追求すれば、数学と物理の話しになってしまうので、もっと簡単な判断方法が欲しいですよね?


通常の線量が0.08μSvで、野菜を計測したら、0,28μSv・・・規制値を超えています。
カリウムの多い食品 のサイトで調べましょう。


っていう事をスーパーが独自でやれば良いと思う今日この頃です。


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