2012年7月16日月曜日

ストロンチウム90の存在

今回の原発事故で、セシウムの事ばっかりが報道されていますし、「γ線を計測しろ!」という一般的な話しが普通になっています。

ストロンチウムの話しは皆無に等しいくらいです。

でも、実際は放出されているわけですが・・・一番怖いのに。

ストロンチウムはβ線しか出しません。シンチレーター方式の線量計では計れないです。(一部除く)

大型マイカ窓のGM管なら、検知は可能です。




先日、知り合いの方が「マニアック」なプチガイガーミーティングに出席されたとの事。
(私は出席できてませんが)

ストロンチウムの線源を持っていらっしゃる方がおられて、マイカ窓のGM菅の窓を3mmのアルミで遮蔽した状態でも、透過したみたいです。

どうもストロンチウムを遮蔽するには、「5mm程度のアルミが必要である」が結論みたいです。

であれば、ホットスポットを探したら、次の手順で、ストロンチウムの存在がわかるのでは?


・遮蔽なしで、計測
・3mmの遮蔽で計測
・5mmの遮蔽で計測

3mm遮蔽と5mm遮蔽で、CPM値に差が出たら、「ん?ストロンチウム?」的な判断では軽率でしょうか?

実際に核種を特定するには、かなり面倒なんですけど、簡易的には行けそうな気もします。


何れにしても、β線も測りましょうよ!


ストロンチウム90の怖いところは、「カルシウム」に似ているので、骨に吸収され、体内から30年近く放射線を出し続けるっちゅうとこです。

何だか、γ線だけ計測すればオッケーという見解に、裏事情が含まれていない事を祈るばかりです。

って、福島の海開き・・・本当に大丈夫ですか?

セシウムより、ストロンチウムの方が水に吸収され易いらしいですが。

海で遊ぶ子供の笑顔は微笑ましいですが、数十年後に同じ笑顔である事を切に願います。

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